2008年02月05日(火)
「香り」音痴は「味」音痴!?
先日、渋谷にある行きつけのフレグランス屋さんに行った。
小さなお店なのですが、ショーウィンドウには珍しい香水が
ディスプレーされている。
このお店の女性オーナーは、何だか・・・怖い。
最初の頃、客として伺っている身でありながら、いつも緊張してしまってた。
買う商品が決まった人か、常連でない限り、絶対店内には入れない。
狭い店内で、ガサガサチョロチョロされては、買う気があって来た人に、
丁寧な接客ができない為らしい。
値引きも一切無し。
昨年末訪れた時、「この香水もそろそろ無くなるわね〜〜〜っ」
というオーナーの、脅しとも思える一言で、お気に入りのフレグランスを1本キープして頂いてた。
それを受け取りに行った。
青 「この香水もいつかは無くなるんですよね?」っと聞くと、
オ 「あなたがこの香水を買った時から既に製造中止で、もうないんだから。」
青 「ゲッゲッ!!マジで近い将来、この世から無くなるという訳じゃないですか〜〜〜(涙)
この店の欠点はそこや!!せっかく気に入った香りを見つけても、
ず〜〜〜っと使用できない。近い将来、無くなるモノが多すぎる!!!」
オ 「いいものであればあるほど、早い段階で無くなってしまうのよ。仕方ないわね。」
青 「そう言えば、この前、ひっさしぶりに街のフレグランス屋さんに行きましたよ。
かなりフレグランスも世代交代が激しくて、これは絶対に置いてあるやろー
と思っていたものすら製造中止になっていた。
個性の強い香りは、売れないみたいですよ。」
オ 「個性的な香りを、好まない人が多くなったわよ。特に若い世代の人たちは。
だからウチみたいに小さなお店でもやっていけるのよ。
そういう街に少なくなった香りや個性の強い香りを買いに来てくれる人がいるから。
今の若い人たちは、明らかに『香り音痴』になってるからね。」
青 「そうなんですか?」
オ 「そうそう、『香り音痴は味音痴』に繋がるからね。」
青 「マジっすか〜〜〜!?ちゃんとした根拠とかあるんですか?」
オ 「あなたね、鼻が詰まっている状態で食べ物食べて、微妙な味が解る?
大袈裟に言うと、鼻をつまんでご飯食べたら、味が解る?解らないでしょう。
一流の料理人が食材を探す時、まず、香りを嗅ぐでしょ。そして最後に舌で味わうよね。
香った時点で、その食材の良し悪しが解らないようでは、
一流の料理人にはなれないわよ。」
(このおばさん、かなり味にもうるさそうです。(汗)
オ 「一流の人になれるかなれないかは、『五感』が優れているかどうかで分かれるの。
一流の人は『五感』が優れている。これは絶対条件。
だから、良質の味(食)にこだわり、肌に触れる服にもこだわり、
耳に入れる音にもこだわるものなのよ。」
青 「なるほどねーーーーー」
香りにはこだわりを持つ私です。
がっしかし!!
京の懐石料理を食べるより、マクドナルドのハンバーガーや、
ケンタッキーを食べるほうが・・・・・良いかな〜〜〜。(苦笑)
Posted by at 14時25分