2009年08月13日(木)
姪 っ 子 〜その2〜
今年の正月、帰省した時、母親と姉貴の会話で、
「あの子、1000円くらいのミニチュアの香水買うのに、
迷って迷って何十分もその前におるねんでーーー」っと。
『当たり前や!!!!!!』
「中高生の1000円は大金や!!
それもたくさんあるフレグランスの中から1個だけ選ぶねんで!
時間、掛かるわそら。」
そんな会話をした覚えがあったので、せっかく東京に来たのだから、
日本ではその店しか取り扱ってない商品(香水)がほとんどという
「あの店」に連れて行ってあげた。
今年の正月、彼女に数点、フレグランスのサンプルをあげた。
その中で、かなり気に入ったのもがあったようだ。
無くなったからといって、街のフレグランス屋さんで売ってるものではない。
ここが弱点でもある。(汗)
フレグランスを買う気の無い人は、決して店内に入れてくれないオーナーさん。
とにかく厳しい・・・というか、商売にこだわりを強く持っている。
その「香りの匠」が、姪っ子に色々話しかけてくれている。
数分間、なにやら話をした後で、1本フレグランスを持ってきた。
『ペリーエリス「f」』
(確かにこのサンプル姪っ子にあげたかも?)
オーナーさんは、「あなたのお気に入りの香りはこれでしょう」と言って、
姪っ子に嗅がせた。
姪っ子「あっ、これこれ!!」といって驚いていた。
まさに匠の業。心理学者!?
オーナーは姪っ子と色々話しながら、彼女の性格などからどんどん好きな香りを絞り込み、
最後は3種類くらいまで絞り込んだようだ。(驚)
オーナー 「この香りが好きなら、これもきっと好きよね!」
姪っ子 「うん、好き好き!!」
青 木 「じゃーその2本、下さい。」
オーナー 「1本でいいの!」
青 木 「じゃー大きなボトルで。」
オーナー 「小さいほうでいいの!」
(・・・・・なんで買うお客が叱られなあかんねやろ?)
1階だけで、ぎっちりフレグランスがある。
青 木 「これ以外に、お店にでてない商品もたくさんあるのですよね?」
オーナー 「地下1階と2階、3階、4階にたくさんあるわよ。
365日、24時間エアコン付けて保管してるの。
ワインと一緒よ。その中でも超レアものは別の部屋に厳重に保管してるのよ。」
なんだか凄い話を聞いた。
フレグランスも「生き物」なのだ。
この気難しいオーナーさん。
フレグランスのオーナーは仮の姿で、
実は、世界中に友人を持ち、
個人的なツールで香水を入手できる大富豪マダムに違いない!
青木はそう睨んだ。(笑)
明日は、み・ら・い
Posted by at 09時48分